略奪愛の結末
メグさんに会いたい一心だった。
兄も両親も 俺が兄と同じ高校を志望したとき
鼻であしらったが
意地でなんとか合格したのには驚いた顔をしていた。


俺はとにかくメグさんに会ってみたかった。
あの兄が落とせないと嘆く女がいる・・・・。

入学式
退屈な入学式にあくびが出た。

真面目そうな面々
俺はこんな中でやっていけるのか
友達なんかできんのか

そう思いながら退屈な時間を過ごしていたが

「生徒会長 道下 メグ。」

その声に 俺は驚いて背をまっすぐにした。
新入生の間をさっそうと歩いて ステージに上がった人を見て


心臓が初めてだった
ドキン・・・・・とした。

なんてきれいな人なんだろう。
冷たさのない 柔らかそうな表情。
見るからに優しさを感じられる印象の強い女性だった。

穏やかな言葉の発し方は
俺の心に沁みこんでいく。


俺は学級に戻るとすかさず HR委員に立候補した。
今までの俺にはあり得ない行為だったけど
生徒会に近づくにはそれを
受けなければならない。

だけど不思議に気は重くはなかった。
メグさんに近づける

そう思ったから・・・・・。
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