略奪愛の結末
メグさんに近づくためにいろんな努力をした。
同じく下心のある 兄が
すごく迷惑そうにしていたけれど
そんなことはどうでもよかった。

少しでも近づきたい
それしかなかった。


そしてとうとうその瞬間がやってきた。

学校祭の企画だった。

「一年・・・・三組・・・あら?
逸見って・・・・逸見くんの弟?」

兄つながりで声をかけられたのは正直
不満だったけどそんなことはいてらんない。

「はい 逸見 篤朗 です。」

「いいね~この企画 一生懸命さが伝わってくるね。
でもこれは・・・準備期間が必要だからこのまま
あたためてこの先の実行にしてもらえるようにしたいね。」

メグさんが俺の目を見て 話している。
一瞬で魔法にかけられたように メグさんでいっぱいになる。

俺はずっとずっとメグさんで心がいっぱいだった。

メグさんには男というより弟という
警戒心のない存在でいようと努力した。

そのうち 篤朗 と呼んでもらえた。

警戒心のとれたメグさんは
俺を可愛がってくれた。

それを横目で見てる 兄の視線を楽しんでいる。

「逸見くん 篤朗もらっちゃうよ~
うちの弟に~~。」

「そんなの弟にしたら ストレスだって。」

「そう?癒されるよ。」

なんて言われてもいいや。
メグさんだけが俺を必要としてくれれば・・・。

俺の長い片思いが始まった。
< 47 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop