略奪愛の結末
「別れたの……。やっと目が覚めた。
彼に子供ができたこと話したら 急に冷たくなった。
でも絶対に産みたかったから 一人でも産むからって
そう言ってやった。
赤ちゃんがダメだったこと彼に言うと
すごくホッとした顔で 俺たちの間に縛りはいらないだろって
そう言って抱きしめられたの。
それで急にさめちゃった……。
彼が今の家庭を捨てることはないし
私は都合のいい女でしかないって……。
バカだよね。ずっとずっと魔法にかかったように
都合よくつかわれてたのにね……。」

メグさんが長い髪をかきあげた。

「ほんとに バカみたいだよ。
温かい家庭が夢だったのに……バカみたい……。」

抱きしめたくて仕方がなかった。

「メグさんの話 集中して聞きたいんだけど…
二人っきりになれるとこに行ってもいい?
もちろん絶対に何もしないから。」

勇気を出してそういうと

「うん。私も話聞いてほしい。
それに 篤朗がそんなことするわけないわ。
篤朗だけは……特別だもの。」

その信頼を喜ぶべきなのか……

メグさんには 俺は男じゃなくて 弟
マリまで愛されてはないけど

弟でしかない・・・・・・。


ホテルの部屋に入って俺の心臓ははちきれそうだった。

ここでふつうは愛し合うんだ……。

もちろん心も体も癒えてないメグさんに
そんなことをするつもりは一切なかった。


「女・・・・やめるかな・・・・。」
メグさんがつぶやいた。
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