略奪愛の結末
自分の部屋に久しぶりに入った。
とりあえず物置にはなっていなくてほっとした。

持っていけなかった荷物を見ながら
メグにメールをした。

今回は時間が合わないかもしれないけど
少しでいいからメグに会いたいと思った。

議員だった祖父にはたくさんの参列者が来た。
斎場の大きな会場もすぐにいっぱいになる。

「兄貴は?」
姿が見えない。

「出張なのよ。そろそろ戻ってくると思うんだけど。
あの子も忙しいのよ 主任になったし。」

母の表情が和らいた。
俺に自慢したってな……。

「あなたもおにいちゃん見習って頑張りなさい。」

でたでた・・・・。

もう比べるのいい加減やめてほしいな
お互い違うことしてんだし

「だけど篤朗 素敵になったわ。
あなたがおにいちゃんに勝るとこは 外見ね。」

「あそ。」


いいのか悪いのかめずらしく褒めたよ。

確かに兄貴よりいいだろう。
外見は大事だからな。


長くて何度も睡魔に襲われる。
そんな中

焼香が始まって俺は眠気が吹っ飛んだ。


メグ!?

メグが並んでいた。
美しいメグに息をのんだ。

会えた・・・・。
戻るとき一瞬目が合った。
心臓がドキンドキンって高鳴った。
俺はどんだけ メグにときめくんだろうな。
< 67 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop