略奪愛の結末
恋人だった人がもう死んじゃうって
自分が姉の立場だったら 動揺するだろうな。

後ろめたかったけど
とりあえず篤朗にはいいとこだけ
きかせることができたから……
これでよかったと思った。

本当の姉か・・・・
本当の私


自分でもぞっとする。
欲しいものはどんなことをしても欲しい…。
姉に恋してる篤朗を奪うためには
篤朗に姉をあきらめてもらうしかない。


ごめんねおねえちゃん……

余命短ければ 姉も混乱するだろう。

けして嫌いになって別れたんじゃないんだろう
悲しくて切なくて叶わぬ恋に 疲れただけ

「私ってイヤな子だね……。」

本当は心の底では姉の辛さを理解してる。
支えてあげたいって思ってるけど


篤朗が姉に恋してる間は
私は鬼にでも 悪魔にでもなれる。

篤朗が欲しい。
篤朗が私のものになったら
今までの分たくさん 恩返しするから


「ごめんね おねえちゃん・・・。」

その夜は眠れなかった。

姉の涙と篤朗のことを考えてばかりいた。
< 95 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop