略奪愛の結末
『今週は忙しくて時間がとれない。
また連絡する。メグさんのことよろしくな。』

何だ・・・・・。
篤朗に会えると思ったのに
あんまり心配してないのかな……。


肩すかしを食らった気分だった。

そんなある日のことだった。
その日は 土曜日休みにあたってて
姉が出かけたあと 二度寝をしていたけど
家の電話で飛び起きた。


「もしもし~~はぁ!?・・・はい!!
はい!!わかりました!!すぐ行きます!!」

頭が一瞬真っ白になった。
われに返って携帯を探す。

「篤朗に…篤朗に……。どうしよう……。」

完全にパニックになっている。

震える手で 電話をかけると
少し忙しそうな声で篤朗が出た。


「ごめんね…忙しいところ…あのね
どうしていいかわかんなくて……。今 病院から
電話が来て…おねえちゃんが救急車で
運ばれてきたって……すぐ来てくれっていうんだけど……。」

篤朗も仕事のきりがついたらすぐに向かうと言った。

私はとにかく身支度を整えて家を飛び出した。
足が震えた。


もしかして 姉にとんでもないことがおきたとしたら
私は一人になってしまう・・・・。


急に孤独感に押しつぶされそうになる。
姉に守られてただ 姉がいるだけで
生きてこられたのに


タクシーがなかなか見つからない・・・・。
焦る・・・・・。
< 97 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop