に じ い ろ~Rainbow Days~
次の日、学校を休んだ。
目が腫れてすごいことになってたし。
…なんとなく、行きずらかったから。
…初めてしちゃった。ずる休み。
いつもとどこか違う、不思議な空気が漂う自分の部屋で、カーテンの隙間から漏れる太陽の光にぼんやりと考える。
______レナ。
レナ…
ごめん……
やっぱり私、間違ってたの。
レナは何も悪くなんてなかった。
レナはいつも、私達のこと好きでいてくれた。
梓と私、平等に接してくれた。
レナは、優しかった。
誰よりも、優しかった。
あの筆箱…ほんとに宝物みたいに大切にしてくれてた。
そのことを私は誰よりも知ってたはずなのに。
いつも隣で、そんなレナのことを見ていたはずなのに。
私は、自分勝手な気持ちばっかりで…そのことに目を向けようともしなかったんだ。