に じ い ろ~Rainbow Days~
笹島さんは、文化祭の日から私がクラスで孤立しても、変わらず話しかけてくれる数少ない生徒の一人で。
だから今もこうやって、私に笑顔で話しかけてくれる。
彼女を嫌ってる人なんて見たことないくらいみんなから慕われてるから…本当に良い人なんだろうなあってよく思う。
「男子たちすごかったね!私たちも頑張らないと!」
「ん…そうだね」
…ここでもし、ビリになったりしたら…
私また、悪口言われるのかな。もっとクラスから孤立しちゃうのかな。
嫌われるのは構わない。だけど、嫌われたいとは思わない。