密関·蜜時間
嘘はつくためにあるのよと、心で思った。

部屋に入り、熱いシャワーを浴びながら考える。

夢?私の勘違い?酔ってたから? どれもしっくりこない。

働いて3年社長のお気に入りと、社内で言われても私には自覚がなかった。特別扱いをされた記憶もなく、むしろ仕事に於いて私には厳しいとさえ感じていた。
嫌いな上司!!

社内では、私の女としての評価も低くかった。
背も低くいし童顔いつも実年齢で見られた事などない。黙っていればおとなしそうな女の子?に見えるらしいが、黙ってたら私ではない。話すとサバサバしていて、おっとこまえらしい。
おっさんと呼ばれていた。
そんな私の身に起こる出来事の範囲を越えていた。

相手が年上のおじさんなら別だけど。

村川は、若い社長に入るだろう、まだ脂ぎったおっさんではない。中肉中背童顔。奥さん以外にも女がいるのは噂で聞いていたし、社員に手を出すタイプには見えなかった。

なのに何故?

答えは、ひとつ

酔ってたから、仕方ないそれで処理しようと浴室から出て眠りについた。
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