純情♡SWEETIE
「毬乃帰るだろ。」

「うん。」

「今日雨で部活ないから。一緒に帰ろう。」

「傘持ってる?」

「入れて。」

「毬乃の傘ちっこいから、くっつかないと濡れるな。」

つっくんが肩ギュと力を入れて寄せる。

「ドキドキする。」

「オレも。」


「毎日雨だったらいいのに。」

「ばっか、そしたら俺の身がもたない。」


「え?どうして」

「結構我慢してるんだけど。」

「あたしに魅力ないから、興味ないと思ってた。」

「何言ってんだよ、大アリだろ。」

「ほんと?」

「好きすぎて手を出すのマジ怖いんだよ。」

「あたしはキスとかしたいと思ってるよ。」

「オレだっていつでも思ってる。」

「今する?」

「え。」

二人の間に沈黙が流れた。



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