純情♡SWEETIE
「毬乃お前さ、、」

「佐々君、どうしたの?」

そうなんだ、毬乃にとって俺は佐々君、クラスメイトでしかない。

彼女の恋愛を止める権利なんかないんだ。

「いや、なんでもないよ。」

「う、うん。」

「何?どうした。」

「佐々くんには好きな子とかいるのかなって思って。」

「えっ////なんでそんなこと聞きたいの?」

「もしいるなら、、、あたしにこんなに優しくしたらダメかな。

 誤解されちゃう。」

「あ、そうか、、ごめん。」

毬乃はお俺に構わないでくれって言いたいのかな。

そうだよな、先輩と付き合い始めたんなら、

誤解とかされたくないだろうし。

毬乃は、

「ううん。」

と首を横に振って笑った。

寂しそうに見えたのは、

俺が寂しかったからなんだろうな。
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