純情♡SWEETIE
いきなり至近距離で、

「毬乃!!」

と叫ぶものだから、

驚いて。素っ頓狂な声で、

「あ、おはよう佐々君。」

と返してしまった。

腕を掴まれて引っ張られたとき

片足のかかしみたいになってヨロヨロしていた。


「もう、遅いかもしれないけど、


 今頃言ったら困らせるってわかってるけど、


 でも、毬乃がほかの人の隣にいるのは嫌だ。

 
 好きだ!

 俺は毬乃が好き!


 毬乃は俺のことどう思ってるの?


 俺のこと少しは好き?」




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