双子の悩み

✩バンド✩

講堂に行くと、結構人が集まっていた。
その中にはリルがいてもうすでにたくさんの人に囲まれて
人気ものだった。
私と風華は、最近ハマっているバンドの話をしながら始まるのを待った。
最近私と風華は、「WANTED」という4人組バンドにはまっていた。
特に私は翔というギタリストの、風華は隼というドラマーの
大ファンだった。
翔はバンドの中で1番人気なのに、いばらないし、
優しくて、ギターの腕前も素晴らしくて
本当に完璧だった。
そんなことを話しているうちに、
部活紹介が始まった。

いろいろな部活が紹介されているが私と風華にはピンとくる部活があまりなかった。
運動系はパス。吹奏楽や美術も経験なし。
でも同窓会もあるというので、昼休みにパンフレットを見てみることにし、
私と風華は講堂を後にした。

教室に戻ると、早速パンフレットを広げてみた。
そこにはいろいろな同窓会がのっていて・・・
「星空同窓会」
「心霊現象同窓会」
など定番のものから、
「牛乳同窓会」
「人形同窓会」
など訳の分からないものまであった
いっぱい種類があって、全部見るのに時間が掛かったが、
やっと全部見終わる頃には、昼休みが終わろうとしていた。
「セシル、何か気になるのあった?」
「うーん。」
私には少し気になる同窓会があった。
「あのね風華、わたしさぁ、少し気になる同窓会があるんだけど・・・。」
「え!なになに?」
「うん。バンド同窓会って言うんだけど・・・」
「なにそれ!!私も興味ある!」
「放課後寄ってみようか!」
こうして私は放課後バンド同窓会に行ってみることにした。
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