最高のLove song~君に伝える愛の歌~
「鈴奈」

「…詩音?」

近づいてきた足音は、

私の前で止まった。

・・・

そして、私の両手を掴んだ詩音は、


「いつもの鈴奈の演奏が聴きたい」

そう言って微笑んだ。

・・・

見えなくても、

詩音の表情は、なんとなくわかった。


「ありがとう・・・

少し、緊張が解けた」


私が微笑むと、

詩音は、私を抱きしめた。

「オレもその歌番出るから」

「そうなの?」

「うん」
< 68 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop