最高のLove song~君に伝える愛の歌~
「鈴奈の隣の席をキープしてあるから」


「そんなことできるの?」


「人気アイドルだよ?

それくらいのわがまま、

誰でも聞いてくれる」


そう言って、笑った。

「悪い子だね」

クスッと笑った。


…トントン。

また、ノックの音が聞こえてきた。


「どうぞ?」


「おはようございます」


その声で誰だかわかった。

「…岳さん、でしたね?」

「よくわかったね?!」

岳は驚いていた。
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