機械仕掛けの心の行方
無機質な機械音が辺りに響いた。

そこに、もうヒトはいなかった。

ただただ無表情なキカイがそこに存在しているのみである。



キカイにはあらかじめ命令が刻み込まれていた。

丘の下に見える家で時間を過ごす、とある。

初期化する以前の自分が、何故そのようなオーダーを残したのか。

キカイには分からなかったが、ただ静かにその場を後にする。

その丘に秘められた、特別な意味さえも忘れて。


やがて、足音は遠ざかり。




そして、『誰』もいなくなった。







< 128 / 128 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:10

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ありがとうを届けよう
秋梨/著

総文字数/9,314

恋愛(学園)30ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
目の前でハンカチが落ちる瞬間を目撃したのにも関わらず、持ち主にすぐに声をかけられなかったのは、決して落とし主がかっこいいと評判の鈴村君だったからではなく、単に私が引っ込み思案なせいだった。 かくして、私の手元には別世界の住人である彼の持ち物が残った。 お久しぶりです。 野いちご10周年記念の限定小説です。 小説を読むためのパスワード取得方法は、5月30日(火)に野いちご10周年ページにて発表予定です。
メリーさんの長電話
秋梨/著

総文字数/2,733

ホラー・オカルト9ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「もしもし、わたしメリーさん」 いつも通りの電話のはずだったのに、その日の相手はなんだか変な人で。 *** ジャンルは一応ホラーにしましたが、内容はほのぼの一色と言えば一色のような。 大宮心愛さん、蒼井深可さん、莉娯さん、ユズリハさん、みずたまりさん、レビューありがとうございましたっ!
ともだちのつくりかた。
秋梨/著

総文字数/12,926

青春・友情63ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
目が覚めると、僕の首から下は地面の中だった。 ボーイミーツガール!ですよ!?多分。 第13回文学フリマ参加作品にちょこちょこと手をくわえましてん。 ちょっとホラーかも? マヒルさんレビューありがとうございましたー!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop