狼彼氏に甘いキスを


暖人は気にせず、耳たぶを口に含んだまま、喋る。



――――こ、声が…っ



クラクラする。


「気持ちよかったんだろ?」



カァァっと頬が赤くなる。

「そうだろ?」


暖人の口が動く度に、身体がピクリと震える。

腰に回った手も動いて、太ももの奥に行こうとしている。



――――絶対、わざとだっ



「…っいじわる」


そう言うが、暖人は逆に楽しそう。


「覚えてないなら思い出さしてあげようか?」



手が、あたしの一番敏感な場所を犯す。


「…ぁんっ」

「もう、こんなに。身体は覚えてるね?」


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