狼彼氏に甘いキスを


「…も、ぅ」


耳たぶが舐められる。

昨日あんなにしたのに…。


「…昨日、いっぱいしたじゃん…ッ」


訴えてみたが、暖人の返答はとんでもないものだった。


「5回だったかな?そんなのいっぱいになんないよ」

「…ぁあッ」


遠慮なくあたしを反応させていく指。

意地悪な狼。


「…ん、はっ」

「ほら、気持ちいいだろ…?」


そんなの――…っ。



あたしが答えなかったら、暖人は更に指の動きを激しくした。


「気持ちよくないんだ。だったらもうちょっとだね」

「…あ、ゃ」

「嫌じゃないだろ?もっとだろ」

「んあっ…ふっ」



そのまま、朝からシていまったあたしだった。




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