蘭蝶Ⅲ【完】
あたしが続きを促すと、ハッとしたような顔になった



小野「何でもございません。今の言葉はお忘れ下さい」



小野さんが焦ったように言った



桜「…分かった」


小野さんは、お母さんの運転手兼執事でもある


きっと、今の現状はお母さんから聞かされているだろう


そして…小野さんの今の出かけた言葉が妙に引っ掛かった


でも、聞いたところで教えてくれないだろうからここは引き下がった方がいいと判断した





小野「今日は寮まででございますね?」


桜「うん。寮の西門に車を止めてもらっていい?」


小野「承知しました」




そう言うと、小野さんがドアを開けてくれたからそれに乗り込む



桜「蓮、少し水飲んだら?」



あたしはシートにもたれかかってる蓮に水を渡す
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