蘭蝶Ⅲ【完】
まるで、その人を“覚えていない”かのように…



でも、記憶喪失ってことは考えずらい

他のことは覚えているし…


あの日の記憶は、とても幼いころの話しだたから

覚えていなくても納得が行くんだ

現に、俺だって最近思いだしたんし




蓮「…ごめんな…」



謝っても謝っても、許してもらえることじゃない


それくらい、俺は大変なことをしてしまったんだ…





桜「…ん…」



そんなことを考えていると、桜が起きてしまった


蓮「悪い。起こしたか?」

桜「ううん…自然と目が覚めただけ…もう大丈夫なの?」

蓮「あぁ。もう大丈夫だ」



そう言って桜に微笑みかける


今は下手に“あの人”の名前を出してはいけない

本能でそう悟って、俺はあの人のことを桜に聞くことはやめた――-


‐‐蓮side終わり‐‐
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