されど、中学生の恋だから。


真琴side


「っく、ひっく・・」


なんで?
あたしが何したのよ・・・。


キスされて、屋上に駆け込んだ。


「くそ~~・・・っ」


あんな奴のために
泣いてなんかやるもんか。


「ずずっ。ぐすん」


「ふん。もう止まったもんね~」



ぽろっ。



「あ、あれ・・・?」


ぼろっ。ぼろぼろ。



「な、んで・・・」


止まらないの――――・・・。



「う・・・」



こういうとき、
自分が女って思いしらされる。





こんなにも、
自分が弱いってことを――――。









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