覚醒彼女~君と生きたい~
「ルカー!!」


自分の名前を呼ぶ声に、僕は身体を起こした。


「ノア。身体の調子は大丈夫?」


「大丈夫っ。今日は、何故か気分がいいの。」


「そう?ムリはしないでね。」


僕は、ノアの元気そうな声に安心した。


ノアは、ある日突然この地区に来た。


白い肌に、金色に輝く髪が印象的な女の子だった。


ノアは最初、何も喋らなくて、鎖骨の下辺りに刻まれた《NOAH》の文字でやっと名前がわかったくらいだった。


今、ノアの年齢は、見た目15才ってところだけど本人は18才だと言い切っている。


僕とノアは、付き合っている。


自然と隣にいたから、支え合ってるって言った方が適切かもしれないけど。


それでも、僕はノアに対し愛情を感じるし、ノアだってそうだと思う。
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