なりすまし
これ誰のアドレスだ?

俺は自分でも驚くぐらい早く頭を回転させて、考えた。


「そのアドレス検索してみたのか?」


「ああ」


じゃあ、と瑠唯が言った。

「そのアドレス俺らに送ってよ」
光希はコクリと頷くと、すぐに一斉送信を始めた。


届いたメールを開くと、そこに表示されたアドレス宛のメール作成画面をすぐに開いた。

すると、送信者の欄にはよく知る名前が表示された。

そして、それはどうやら瑠唯も同じようだった。

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