青春ガール
「着いたねー」
「うん、広いね」
「うーん!!高校って感じ!」
「そうだね…」

『キゃーーーーー』

「うるさいね」
「誰か、襲われたのかな!」

愛美は急いで近くに寄ってみる。

「ちょっ!…ったく」

あきれ顔でかなこはついていく。

「うわぁ…」
「ふーん、イケメンじゃん」
「芸能人かな?」
「違う気がするけど」

そこには、女子で囲まれた

すごく、すごく、かっこいい

男子が2人並んでいた。

「まぁいっか!」
「はいはい…」

かなこと愛美は軽くスルーした。

一方、イケメン達は…

「今日もうるせ…」
「だな…」
「…」

メガネをかけていないほうの

イケメンは、愛美が

走っていく、後ろ姿を

みつめていた。

「どうした?廉」
「いや…」
「あの子か…」
「いや、めずらしいよな…

女子で俺らに興味ないやつって…」


「確かに」
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