恋の方程式
「おいっ!!何溜息ついてんだよ。」
「ひゃっ!!」
「色気のない驚き。」
「煩い。て言うか、なんであんたがここにいるのよ。」
そう、ここはまだ学校には程遠い場所。
おばあちゃんの家の近くだった。
「お前を迎えにきた。」
「へぇ??なんで?」
「親父から、言われたから、これから毎日一緒に行く。そして、帰る。」
「はぁ??意味が分かんないんですけど。」
「ちょっとは、理解しろ。俺はお前の婚約者だから、一緒にいるの。」
「私は、婚約者って認めてない。勝手に決めないで。」
「どうでもいいだろ。お前、彼氏でもいるのか??」
彼氏・・・。
前は、いた。
翔・・・。
今頃、みんな何してるかな・・・。
変な期待しちゃった。
もう、捨てられたのに・・・。