LOTUS~あなたに出会えたから~
「うん。今、雑誌の取材が終わったところ。」

「あぁ、例の特集か。お疲れさま、どうだった?」

蓮の声が優しくて、気がついたら感情が溢れてきてしまった。

「緊張して・・・」

私は、泣いていた。声が詰まってうまく話せない。

「芙未?・・・泣いてるの?」

本当に私は、間違っていなかっただろうか。

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