LOTUS~あなたに出会えたから~
3章
眠りについた私は懐かしい夢を見た。

桜の花びらが浮く、中庭の池の前。

そのよく知っている風景の中で、私は誰かを待っている。

目の前の校舎から制服を着た大介が現れて、こちらへ向かって歩いてきた。

学ランの胸に小さな花がささっていた。
























































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