アイの愛
お母さんは私に
強気に接しながらも
内心まいっていたようだ…

こっちでおろすと
すぐ広まってしまうことを気にしたお母さんは大阪に住むお姉ちゃんに相談した

お姉ちゃんは看護婦をしていて病院を探してくれた

電話を代わった私は
電話先の姉の話を
泣きながら聞いていた

泣いている私に姉は
「おろしたくないの?」と聞いてきたが何も答えきれなかった

元々不順だった私は
妊娠に気付くのも
遅くおろすには
ギリギリの大きさになっていたため
おろすと言うか
まだ大きくない赤ちゃんを普通に産んで出す状態となった

お母さんとお姉ちゃんで話を進め
大阪に行くことになった

それが私の
飛行機初体験となった

風が強く揺れて
私は吐きそうでたえられなかった

急に決まったため
お母さんとは席が
前と後ろで離れていたが
お母さんは
心配そうな顔で
こっちを見ていた

大阪へつき
姉夫婦と子供達が
迎えにきた

車の中では
私に気を使ったように
明るい話をしていた

お母さんは相変わらず
私のお腹の子の話をしていた

私はもう一人の姉の家
お母さんはもう一人の姉の家に泊まった

別々がいいだろうと
考えてくれたようだ
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