パステルカラーの恋模様 2
しばらくそのまま、ゴロゴロしてたんだけど
あたしはふと壁にかけられているカレンダーに目がいった。
「あ、ねぇ、啓ちゃん。始業式の週の18日なんだけどさぁ」
「うん?日曜日?」
「違うよ、土曜日だよ」
「あ~…え~?日曜じゃない?」
啓ちゃんは眉間にしわを寄せて、目を細めて壁を見つめた。
「……」
あたしは起き上がって、啓ちゃんから離れて、ピースした。
「啓ちゃん、これ何本?」
「一本」
やっぱり。
あたしは啓ちゃんの肩に手をぽんっと置いた。
「啓ちゃん!!メガネ買いに行こう!」
「へえ?」
啓ちゃんの視力はいつのまにか悪くなっていたようです。