さよならまでの時間

涼ちゃん


涼ちゃんと翔ちゃんは、あたしの家のお隣さん。
おじさんは、街にある大きな病院の院長先生という、お家だった。

あたしの10歳上のお兄ちゃんの涼ちゃんは、あたしが物心ついた時には、もう中学生だった。


毎日塾に通って忙しいのに、あたしや翔ちゃんとちゃんと遊んでくれる、優しいお兄ちゃんだった。


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