胸キュン


「彩乃って、陽太さんの話しをしてる時が1番楽しそうだよね」


「彩乃は陽ちゃんに恋してるからね。」


「私も恋したいなぁ。」


「翠は恋してないの?」


「前の彼氏と別れてから恋してない。今は彩乃とか知花と一緒にいるのが楽しいから。」


「本当?嬉しい☆」


「でも、彩乃を見てたら恋したくなるよね。知花は湊君いるからいいよね」


「湊?まぁ…刺激的な毎日だと思います…」


「あはは。刺激的?発言がおもしろいね。」


「でもさぁ…真面目な話…翠って亜紀ちゃんが好きなんじゃないの?」


「え?亜紀君?いい友達だと思うけど恋までは…」


「あっ…そーなの?翠、亜紀ちゃんの前だと楽しそうだから…」


「まぁ…亜紀君といると楽しいのは楽しいね。」


「…そっか。」



でも…翠と亜紀ちゃんが付き合ったら楽しいのになぁ…。



まぁ二人の気持ちが違うなら駄目だよね。



「あー恋したいなぁ…」


「いい人いないの?」


「だってさぁ…。私達の周りに湊君とか亜紀君みたいなイケメンがいるから…他の男子がかっこよく見えないんだよね…」


「それは…たしかに…」


確かに湊と亜紀ちゃんはカッコイイから…。



翠に気持ちはわかる。



「翠ちゃん、恋したいんだ?」


「うわぁ!」


「亜紀ちゃん!」


「おっす!知花ちゃん」


「朝練?お疲れ様」


「知花!俺も朝練だったよ!」


「はいはい。湊もお疲れ様」


「ついでみたいな言い方…」


「恋したいんだ?わかるよ。気持ち。湊みてたら余計に思う」


「だよね?私も彩乃みてたら彼氏欲しくなる」


「彼女とかは別にいいけど恋して楽しみたいんだよね。」


「亜紀ちゃんもいい人いないの?」


「んー。知花ちゃんとかに囲まれてたらなぁ…」



ん?さっきの私達と同じ事言ってたな…。



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