胸キュン




「なら知花を信じてCにしよっか?」




「そだな。こればっかりはどれかわからねぇし。だったら知花ちゃんの感を信じようか。知花ちゃんの話も正しいと思うし」




「なら決定♪」





私の考えを皆は聞き入れてくれた。




ありがとう…。





「問題も終わりだし。広場に戻ろう?」




「そうだね。戻ろう」





相田君の一言で広場に戻る事になった。




私も行こうっと。





「知花」




「湊…。どうしたの?」




「知花は…泣いてる時に誰かに手を握ってもらった事があるのか?」




「え…?うーん…。好きな人とかじゃないけど…彩乃とかに泣いてる時に手を握ってもらった事ならあるよ」




「そっか…。知花…」




「…え…?」




「知花…。知花が泣いてる時に手を握ってやれるのは…俺じゃ…駄目かな…?」




「…湊…」





いつもの軽い告白じゃなくて…本気の告白だ。





湊にとっては全部本気の告白だったんだと思うけど…だけど…いつもの告白じゃない…。





本当に本気の告白…。





「知花が本気で好きだよ」





「…………」





何って返事…したらいいのかな…?





湊は好き…。でも…でも…。





「…知花…」




好きだよ…。好きだけど…。





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