私のナイトはやくざ
私が玄関に入ると、連れてきてくれた組員は挨拶をしてさがっていった。


『和真さん・・・ただいま戻りました。
 急に帰り方が変わったからびっくりしちゃいましたよ・・・』

私は廊下を話しかけながら歩いた。


廊下とリビングの間にあるドアを開けたとき・・・

私は理解に苦しむ人物がいることに気がついた。


『どうして・・・あなたが。』


ソファーでたばこを吸っている人は・・・

私が、一番会いたくない男だった。

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