ラブ・ストーリー~可愛くない女~
「あんたね、保育士として恥ずかしくないわけ?」


「お母さん、落ち着いて!」


今にも私に殴りかかってきそうな和樹くんのお母さんと、必死に腕にしがみつく園長先生。


‥慎也とのことがバレたんだ。


私はただ茫然と立ち尽くした。


だって‥殴られても罵られても仕方がないことをしたのは‥私。


いつか、こうなると思ってたから‥覚悟はできている。


でもそんな私の目の前に、大きな背中が立ちはだかった。
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