ラブ・ストーリー~可愛くない女~
「‥どうして何も言わないの?言い訳くらいしなさいよっ!!」


私はもう耐えられなくなって、動かないままの正直の横を走り抜けた。


「みゆきちゃん!?ちょっと待って!」


ホテルの外に出たところで、秀人に手を掴まれた。


「‥離して下さい!あなたには関係ないでしょ!?」


正直はもう私のことを追いかけて来てもくれない。


‥わかってた‥わかってたけど‥。


こんなの‥辛すぎる‥。
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