君と私のsubtext
6/1 夜、痛みと熱
梅雨、真っ盛り。



毎年この時期になると、地獄だ。


花粉症患者のみなさんの苦労が、この時ばかりはわかる。
四六時中、痛みがある。だるい。

ちなみに申し訳ないが、私は花粉症は発症していない。ダブルパンチにならないことを、未来永劫祈っている。




家庭教師のバイトの帰り道、私は頭痛と戦いながら足を進める。


雨は鬱陶しいし、頭痛はするし、気分は最悪だ。

歩く足が遅くなるのも、仕方ない。

しかも傘をさすのもだるくて差さずにいたら、雨が激しくなってきた。



何だこれ、小雨だとなめたせいか。地味にいじめか。



苛々しながら、歩く道程は長い。


徒歩二十分程度が、地獄だ。



「…最悪」



自分で選んだバイトとはいえ、こうして口に出してしまわなければやっていられない。
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