君と私のsubtext
わからなかった。


あの目も。

あの声も。

あの姿も。

あの存在も。



うまく向き合えない理由が。






「きゃーーーー!!岸君っかっこいい~~~」
「ギターうますぎぃっ」
「ステキ~~~」



会場はまるでライブ会場のように沸いた。






私は横からずっとみていた。



会長に合わせて歌う声。

響くギターの音。

楽しそうにギターをはじく指。

笑う顔。








悔しい、て思った。

ずるい、て思った。






多分これが、




あいつが好きなんだって、




思い知らされた瞬間。
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