海のナミダ
「「「は…?」」」
あたしと鈴と阿部の声がそろう。
3人とも口をポッカリ開けて
唖然としている…。
多分今、3人ともアホ面だろうね。
「だ〜か〜ら♪圭太だって好きな子いるじゃん?」
「「「ええぇぇええぇえ!!!!!??????」」」
またまたあたしと鈴と阿部の声がそろう。
「あほっゆうなよ…;;;;」
「あ、悪ぃ♪笑」
「えっ?えっ?ええぇ!!!???」
鈴はパニック状態…。
やばい状態だね…。
「えっ…。だっ誰…?」
阿部はまだ鈴よりは
パニックになっていない…。
「そんなの言えるわけないじゃんっΣ」
「おっ俺に隠し事とかなしだろっ""""」
まだ阿部は焦ってる…。
「阿部の好きな子は?」
「お前の知らないヤツだぜぃっ♪」
「知らないヤツ?」
「おん♪俺は教えたから圭太も教えろっ」
「俺は…」
「このクラス?」
どうしよう。
心臓の音…やばすぎ…。
なんでだろ…嫌だ。
聞きたくないよ…。
だけど…期待してしまう自分もいるんだ…。
バカみたい。ってわかってる…。
だけど好きなんだもん。
好きな人に好きになってもらいたい
って気持ちはあって当然でしょ……?
怖い…。
だけど聞きたい…。
「ちがう。」