囚われ姫~星屑は寵姫となりて蝶姫となる~
おじいちゃんはニヤニヤしながら神崎さんからお金を受け取る。
神崎さんを促して、あたしの首にかけさせる。




あたしの胸でキラキラと光るデンドロビウムは神崎さんを笑顔にさせた。




「似合うよ、刹那」
「そう?ありがとうm(__)m」
「ずっと姉チャンのモノだったみたいに馴染んでる」




鏡がないからどんなふうになっているか解らなかったけど、2人が褒めるからそれはきっとあたしの胸で輝いているのだろう。
< 68 / 108 >

この作品をシェア

pagetop