プライマリーキス 番外編&溺愛シリーズ
帰り支度をして美羽に訊かれ、言いづらかったが仕方なく説明する。
「CEOがローレンスの方に来て欲しいって。明日、アフタヌーンティで君を出迎えたいそうだよ。どうする?」
「ノーとは言えないですよね」
僕の表情を見切った美羽がくすくすと笑う。そして快くイエスを返された。
「一度、本格的なお作法とか教えて欲しかったんです。それに楽しそう」
朗らかに彼女は言って、僕をなだめるように側に寄った。
「デートの延長上だと思ったらいいじゃないですか。終わったら、ゆっくり」
「そうだな。今夜、君に着せたいサンプルがある。この件は、早急に」
打ち合わせを終わらせたばかりのデザイン画とサンプルを見せると、美羽は途端に真っ赤になってしまった。