体育倉庫で・・・



ボールが栗山先輩から俺に渡ってきた。


栗山先輩のパスの精度は結構なモンなんだよな。予想通り、俺の足元にすっぽりとボールがやってきた。その途端、九十九はドンッとぶつかってきた。


・・・当たり強えーな。



「・・・ぐっ!」


耐え切れず、前にいた本田さんにボールを渡す。



「つまんねーな。椿君。もちょっとキープしてても良かったんじゃない?」



・・・・言うことは結構、余裕に感じるけど、実際疲れが顔に出てるなあ。




その時、俺の頭の中には『走らせる』という言葉がバンと浮かんできた。
・・・・・走らせて、攻撃の起点となるコイツを翻弄させる、、、他の選手のマークは十分だ。













< 143 / 203 >

この作品をシェア

pagetop