鬼の花嫁
「だから心配はいらん」と、
しれっとした表情で
私にキッパリと言い切る風神さん。
私達人間からしたら
ただの強がりだと思う。
…だけど、
あれほどまでに出血していたのに
今日にはもう包帯に血はついていなかった。
それを言われちゃ少し信じてしまう
「どうぞ」
少し冷まして、
スプーンを口元まで差し出す。
「ん…」
ゆっくり食べる風神さん
食べさせてるこの状態…
少し恥ずかしいけど
そんな事言ってらんない。
今、私が風神さんにできる事は
無理せずに休んでもらい、
彼の看病をすること………