完成してないLovestory


「・・・ねー、玲菜。 知らない顔ばっかだね」

「あー、亜紀は変なとこで人みしりだもんねっ(笑)」

玲菜は軽くあはは、と笑う。

「笑い事じゃないって~~~!」


その時だった。


ゴツンッ


頭に何か固いものが当たった。




それは筆箱だった。



男子が投げ合いをして遊んでいたものらしい。

「大丈夫!?」

玲菜が立ち上がって心配してくれる。

「う、うん・・・」

私はそう言って筆箱を拾い上げた。





すると、






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