完成してないLovestory



私は城島の服をちょっと掴んで言った。


「城島ー、あんたさぁ・・・

なんか怒ってない?」





すると城島は図星だったのか、ちょっと顔を赤くして言った。



「は!?

知らねーし!」



そう言って、私の手を振り払って

ロッカーからほうきを取り出す。




またなの!?


もうこいつッ・・・


私は城島を注意してやろうと思って


「城・・・! わッ・・・・!!」






言いかけた、その時。



私は足を滑らせて転んでしまった。















・・・はずだった。













・・・あれ?


痛くない・・・









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