踏み台の女神
私の肩の上にねこさんが飛び乗ってきて、耳元で

「フミダイさん、どうしよう」

と囁いた。


「私たちが慰めても、たぶん何にもならないね。

神様だって、今そんな事してほしくないと思う」



乾いた風が私たちの間を通り過ぎた。


森の中から、鳥の鳴く声がかすかに聞こえてくる。
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