踏み台の女神
思ったままを率直に述べた。


いちいち私に言われるまでも無いであろう事はわかっていたが

それでも、私からも言っておきたかった。


彼を応援したかった。



「ありがとう。頑張るよ。


……みんな、また来てね」



頼もしい眼差しに見送られて、私たちは野原を後にした。
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