ビター・スイート・ラヴ
 谷川は服を脱いで真紀の傍らに入りこんできた。最初は寝ぼけていて状況
を把握しきれなかった真紀も次第に理解しはじめた。抵抗するにもアルコー
ルが体内にまだ残っていて力が入らない。




 谷川は無言で真紀の服を脱がせ、性急にことに及んだ。




 真紀はただ信じられない気持ちで、滑稽ともいえるその行為をぼんやり眺
めた。




 谷川は真紀の両脚の間に割って入り、両手で左右の足首を軽々と持ち上げ
て自分の両肩に載せ、前戯もそこそこに中に入ってきた。谷川のそれは大き
く膨らみ、圧迫されて息苦しさを感じた。しばらく腰を上下に動かし何度か
激しく突き上げてから果てた。




 真紀が目を覚ますと、すでに陽が高く昇りカーテンの隙間から日射しが
部屋に差し込んでいた。傍らに谷川の姿は無かった。仕事場として使って
いるリビングでコーヒーを淹れているようだった。




 真紀は二日酔いでふらつく体を起こしベットの下に落ちている服を拾い
上げ身に着けた。



 ちょうどそのとき寝室のドアが開き、マグカップを二つ持って谷川が部屋
に入って来た。
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