ビター・スイート・ラヴ
 最近、由香はこんなふうに思うようになった。



 どちらかが支配し、一方がそれに従うという浩輔との結婚生活では
得られなかったもの。互いのスタンスを尊重し合って生きてゆくこと。



 真紀も由香の考えに理解を示して、早く一緒に暮らしたい、と
あまり言わなくなった。もっと年老いて身体も心も弱った時に、
支え合えればいいんじゃないってお互い考えている。



 由香は急いで仕事場に戻った。



 今晩、真紀に会いに行こう!



 そのために早く仕事を終わらせなくちゃ。録画しておいたDVDを一緒に
見ながら、今日あったことを真紀に話そう。




 由香は真紀の部屋のインターホンを鳴らした。



「はい」


「私、由香です」


「おかえり」



 真紀の声と同時に玄関のドアが開いた。




 完
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