恋の傲慢⇔愛のエゴ



「あのさー、いい加減巻き込まないで欲しいんデスケド。」






大通りから一本反れた比較的人通りの少ない歩道に移動。




自販機で買ったコーヒーを手に溜息混じりに言った。





「ぅっ・・・ごめ・んね。・・・レージ君の顔見たら、気が緩んじゃって・・・話せるの君しか、いないし・・・・」







ぐすっと鼻を啜る小泉美和子。









コイツが不倫してるコト。




それを慰める形で付き合っていた沖野聡里との関係。




全部聞いた。
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