イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
年の頃は小学生低学年くらい。

薄い色の爆発しそうなくりくりした髪、そばかすだらけの頬。

大きすぎるほどの生意気そうな薄い色の瞳が見開かれて、ぽかんとこっちを見てた。


(――あれ?)


この子、見覚えがある。

誰だっけ。


ていうか……

うそ。


マジ!?


(この子、あたしだ!!)



――唐突に理解した。


まさかとは思うけど……

今は、さっきの日付の、2003年12月14日?


信じられないことに、あたしは今、過去のあたしと会ってるらしい。

このリストバンドは、設定した日付に飛べるものってこと?


(ちょ……ちょっとぉぉぉ!!)
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